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撮る側と撮られる側

  • 2011/11/16(水) 07:07:32

昨日帰ってから私はすぐに寝てしまい、更新が翌日になってしまった。

私ががっつ事務局に訪れたのは、予定より一時間遅い20時丁度。

がっつ事務局の藤森さんから、がっつさんが12月4日の「松本隆博とゴールデンエッグスのスペシャルな夜」ライブの練習が、予定より遅くなるとの連絡が入った。


がっつさんが練習していた事はこの時初めて聞いたので驚いた。すぐにドキュメント撮影の旨を頼んだが、あっさりと断られた。

「ライブの練習が始まったすぐは、必ずがっつは一人になるの。内容や雰囲気が毎回違うから、毎回初めての練習…。それに…、見せられたものじゃないもの。あんなにズタボロながっつワールドは…。私だって駄目なんだから。」



この事実、私は凄く驚いた。がっつさんにこんな一面があるなんて。

かつて藤森さんから聞いたがっつさんを言った言葉がリンクする。「がっつは本来一人きりで創りたい人」

逆を言えば、弱い面を見せたくない、努力している姿を見られたくないという、完成されたものだけを人に見せたい人に思われた。

「見せること」「見られるということ」の意識の高さに驚愕した。


藤森さんはそれでもこっそり練習風景を覗いたらしい。

「なんかね、どうしても見たくてね…。なんか『くそっ!』とか『なんで出来ねーのよ!』とか『あー!また間違えた!なんでお前はたった四ページを覚えられねーのよ!あー!!』とかね、自分を責める言葉ばかり聞こえてきたわ。」

藤森さんは心痛いような、トーンの低い言葉で教えてくれた。


いつか必ず。




がっつ事務局に入ると、がっつさんはソファーでノートを開いてぶつぶつと自分の書いた文字を繰り返し復唱していた。
「キムチ女(?)」だとか「棚村くん(?)」という単語が聞き取れた。

何をしているのかが分からないが、歌やライブの製作に関与していることは間違いなさそうだ。



がっつさんが私に気づき、呟きをやめた。


沈黙が続いたあと、がっつさんはノートを閉じた。

私と目を合わせないままがっつさんが黙りこくる。

そしてまた、重たい沈黙が続いた。



藤森さんもパソコンを見つめたまま口を開かない。


時間にして10分は沈黙していたように感じたが、定かではない。


沈黙…。








…。
 







「がっつさんすぁっせんしたー!!あのとき小生、本当に愚か者っしたー!調子に乗ってましたー!何も考えてませんっしたー!!!がっつさーん!すぃやっせっしたー!!すぃやっせっしたー!!」



「顔…上げて下さい。」


「すぃやっせっしたー!!」





「もう大丈夫ですから・・・。。それにもう夜ですし・・・。・・・ね?」


DSC_0295.jpg










「がっつさん・・・。」










「・・・?なんでしょう林さん。」










「がっつさんすぃやっせっしたー!!」





私は我を忘れ謝った。取材前の気持ちはどこ吹く風、がっつさんを目の前にして私は申し訳ない気持ちで心があふれていた。私は「失敗」を子供の頃からあまりしないで育った。だからこそいざ失敗してしまった時に、自分を守って思考してしまう。大学院を卒業した頭の良さを盾にして。「実は私は初めから知ってました」という私のセリフは、失敗したときによく使っていた。本当に私は大バカ者だ・・・。



がっつさんは私の前に座り、そしてこう言ってくれた。



「林さん。実は今日林さんと話をする為に待っていたんです。僕も何せドキュメントされるのは初めてなので・・・、なんていうか僕ら、ちょっと間違っていたようです。」

「間違っていた・・・??」




「そうなんです。がっつワールド研究所さんの取材が、いきなりHOT ROD BIRDさんとのミーティングじゃないですか。」


「・・・??そうですね・・。・・・それがなにか・・・??」


「僕らまず、二人で話し合うことを先にするべきだったんじゃないかなって思うんです。お互いの空気感を知りあうことが必要だったんです。だから林さん。」


「・・・なんでしょう?」






「行きましょうか!温泉!!」


「えっ!?・・・お風呂ですか!??」



「そうです!さっ!林さんはやく準備して!仲良くなる為には裸の付き合いって昔から決まってるんですよ!



「えぇー!?」


DSC_0289.jpg





そしてがっつさんと私は、帯広市内にある「たぬきの里」という温泉にいった。


DSC_0299.jpg



ここには明記できない様々な話をして、私とがっつさんは本当に打ち解けたように思う。


そしてついにはお互いを「がっちん」「そうちん」と呼び合うまでになった。


話し合いは深夜までにおよんだ。見事に打ち解けていたように思う。




「そうちん!また次回からよろしくたのむよ~!?駄目だよ製作中に話かけちゃ~(笑)!」


「がっちんそれは言わないでよ~!も~!ほんとにごめんって~!」


「うそうそ(笑)!・・・あっ!そうちんスネた(笑)!うそだってば~!!」


「もー!がっちん本当にいじわるなんだから~!」

「はっはっはっは!」






「あっ!がっちんごめん!ティシュとってくれる??」




「いいよー。・・・・それで君の気が済むならね。



「えっ!?」



「はいティッシュ!」



バアアァァァン!!!!(ドアがしまる音)








・・・えっ!?





今なんで怒った!?





(林 双盛)








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