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新プロジェクト始動② ~ノロイウタの真相~

  • 2012/02/03(金) 00:06:06

『僕に妖怪やめれって言ってるんですか!!?』


がっつさんの怒鳴り声が鳴り響いた。

『いや、そんなこと言ってないです。一言も言ってないです。』

すかさず地獄坂電柱さんが、興奮するがっつさんをなだめる。

だって!ノロイウタはあのお経部分が顔みたいなものですよ!あれを無くしたらノロイウタとは言えないですよ!妖怪というのは、人間そのものであって…!人間は一度笑われなくちゃいけない存在なんだ!そのテーマをやめろ!妖怪やめろって聞こえますね!

いぬいさんもすかさず仲介にはいる。

『テーマをかえてほしいということではなく…、がっつさんのノロイウタや妖怪にかける思惑は、僕らは聞いているので理解しています。ただ、なんていうんですかね。妖怪が駄目なんかじゃなくて、そうですね。つまり、妖怪色をけしてしまうんじゃなくて、もっとよりよい形があるというふうに…。』


つまり、概要はこうだ。
ノロイウタの練習をしている際に、地獄坂電柱さんより、『お経部分、サックス吹いて良いか』の言葉に、がっつさんが敏感に反応した。『どういうことですか?』と。

あの曲での重要箇所(がっつさんはインパクトという言葉を使う)は、お経であり、ノロイウタの顔となる部分である。

あのお経部分で観客をノロイウタの世界へと導かなくてはならない。

1人では薄い。強烈なインパクトを与えたい。本来は五、六人でお経をあげたかった。だからコーラスは必要。

というがっつさんの言い分に対し、地獄坂電柱さんは反論した。

『見ていられないという観客がいる。』
『宗教を軽んじていると思われている。』
『そんなこと歌にして大丈夫かと思われている。』
『観客に大丈夫なのかと心配されている』

と。


ノロイウタはがっつさんの妖怪系の曲の中でも、頭が1つ抜きん出ている代表曲だ。音源化されていないものの、一度聞いたら闇の世界へ引きずり込まれる程の邪悪な力を兼ね備えている。
初めて聞いた時は、何か不気味な感覚が体中を走ったのを覚えている。


欲望と狂気の果てへの挑戦
がっつさんはかつて、こんなことを言っていた気がする。

『時代が創らせた』
『僕はもうこれ以上、妖怪の曲をかけない気がする』
『狂気の終着点を迎えた気がした』

と。


ノロイウタを観客が『引いている』
恐らく地獄坂電柱さんはそれを危惧していたのだと思う。



地獄坂電柱さんがつづく。

『そうなんですよ。そういうことを言ってるわけじゃないんです。よりよい形があるんじゃないかって考えてほしいです。ちょっと話がずれているというふうに私は思うんですけど、つまり、ノロイウタは結構、かなり心配されるんです。』

『心配…?』
がっつさんが聞き返した。

『そうなんです。お客さんに心配されるんです。あの人ら大丈夫かな、メンバーの人呪われるんじゃないかな。あんなお経を歌にするなんて罰当たりだ、大丈夫なのか、と。』



罰当たりだなんていう人はそもそも宗教のことさえまるで敬遠してる無宗教人ばかりですよ!ここぞとばかりに私は宗教ってこう思うんです、歌にしてはいけないと思うんですって!そんなことはわかってるんだ!


『怒らないでください。怖いという意味は色々ありますが、心配されてるんです。だからあのお経部分をなんとかできないかなと。あそこが実は僕も怖いんですよ。コーラスで入っていますが、意味がわからないから。』


『…。』


あの曲で、本当に誰かが死んでしまったらどうするんだっていう。もし意味が、みんなクタバレ!的な内容だとしたら…。もうそろそろ教えてくれないですかね…?あのお経部分の意味ってなんなんですか…?


『意味…ですか?』

『はい。歌う僕らはもう知っていなくてはいけないと思うんです。もう知っているべきだ。なんなんですか?』



沈黙があった後、がっつさんが口を開いた。


『お経を唱える妖怪たちは意味がわかっていないんですよ。わかってない。妖怪には二種類あるんです。一つは菩薩の仮の姿。一つはたくさんの悪さをしてきた妖怪出身の妖怪。この曲の主となる妖怪たちは後者です。あの言葉はお釈迦様が言っていた言葉で、妖怪たちはお経の意味を履き違えながら、呪いをこめて、呪経をあげている。宗教さえもバカにしてしまうのかっていうアンチテーゼですよ。意味は…意味はですね…絶対誰にも言わないでくださいね!


『はい。誰にも言いません。』



そこまでして、周知したくないノロイウタのお経部分とは一体なんなのか。


『はっ!駄目ですよ林さん!ちょっと席を外してください!』


『えっ!?…わかりました。』

取材の許可はやはりおりなかった。


扉の窓ガラス越しにスタジオ内を見ると、がっつさん、地獄坂電柱さん、いぬいさんがあつまり、なにやらひそひそ話をしている。

私自身、気になっていた。

ノロイウタ

言葉自体、題名自体すでに紫がかっているような、おどろおどろしいタイトル。

歌詞はまだ、曲自体まだCD 音源として公表されていなくて、ライブで数回聞いたのみだ。

しかし、難解である歌詞の内容は、ライブで聞いたのみではなかなか理解が難しい


なので、一体何が表現されているのかも正直わからない。

だから意味がこの言葉によってつけられてしまう。

ノロイウタ』→
『呪い歌』→
『呪いの歌』→
『呪いをかける歌』


と。

わからないものほど不気味なことはない。


『宗教さえも軽んじてしまう今の時代。信仰して得るものは知識なんかではない。インターネットなんかで書いているのはただの言葉。

天国なんか無い。地獄なんか無い。不思議なことなんてなにもない。幻想的なこともそう。見えるものしか信じられない。夢を持ちにくい。心の乾き。それでも欲望は繰り返し進化してゆく。

…(ノロイウタの歌詞で)ここままで言わないと心の奥底に届かなくなってしまうような程、危ない時代になってしまった。』




地獄坂電柱さんの声が聞こえた。
あー!なるほど!そういう意味なんですか!!あー!いや!なら大丈夫です!このままで大丈夫です!!あーなるほどー!!

いぬいさんも笑顔でなにやら話している。

話は終着点へと無事たどり着いたようだ。


それにしても…、気になる…。




そしてほどなくして練習は再開した。







詳しくは明記できないが、地獄坂電柱さんプロデュースのテーマは『心臓探し』というテーマらしく、がっつさんが今までのライブではしないような、でもありえそうな、興味深い内容だった。


地獄坂電柱さんがいぬいがっつ地獄を演出、プロデュースするなら


これは2月25日(帯広restスタジオ)は見物だ!!

(林双盛)

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